2008年9月13日土曜日


僕達人間はいつの頃からか夜の生活を手に入れました。
それは昔の人の憧れであったのかもしれません。
日が沈み手元が暗くなってしまってからでも本を読みたい、縫い物がしたい、等の。
そうして僕達は光を手に入れました。それはとてもとても便利で今の僕達の生活には欠かせないものとなりました。
ただ、その光を手に入れた事によって生活が一変した人達も出てきました。
日中は寝ていて夕方頃になると起きて夜に働きに出る人。
そのリズムの中で生きている人達にとっての月は太陽、太陽は月。何だか変な感じですよね。
でも、僕達の生活はそういう人達によって支えられている所があります。
24時間営業のコンビニ、映画館、Bar等など。
便利さと引き換えに本来あるべき人間の生活を失っているように感じます。

光がそれ程無い時代。
人間は日の出と共に起きて日の入りと共に寝る。
そんな生活をしていました。そして、それでも充分に生活は出来ていたのです。
光の大切さを知っていて、その光を少しでも逃すまいと日の出から働き、そして遊び・・・。

僕ももちろん夜の光が無ければ大変な事になるのだと思います。
でも、少しづつでも良いので自分の中に眠っている「人間本来のリズム」を取り戻していけたらな、と思っています。
日の出と共に起き、夜は少しの光で生活し、出来るだけ早く床に就く。
完全に光を無くす事は出来なくても減らす事なら出来ますよね。
そして、人工の光を減らした事によって見えてくるものがありますよ。
それは、月から発せられる優しい光、そして星の輝き。

2 件のコメント:

yoshi さんのコメント...

月の形は毎日変化しています。でも昨日の月の形がどんなだったか知ってる人ってどのくらいいるのかなぁ?
ふと夜空を見上げてみる・・・そんな時間や心の余裕も忘れないようにしたいものです。昨日の月はまんまるでとてもきれいで、本当にうさぎがお餅をついているように見えました。
何かを得るために何かを失ってしまう。それってどうなんだろう・・・ふと月を見ながら考えました。

waka さんのコメント...

私は、今の仕事上、夜に働いて昼間に睡眠をとっています。
職場から見る夜景は、人口の光ばかりです。
ネオンもビルの明かりも東京タワーの光もできるだけなくなれば、
ここで頑張っている患者さんたちはきっと星空に勇気をもらえるのかもしれないなあと、時々思います。
50mごとにあるコンビニとか、24h営業スーパーとか。。。どうなのかな。
朝の太陽の光に(曇ってても雨が降っても明るいしね♪)パワーをもらい、夜の静かな暗さの中でゆっくりと休む、そんな生活に憧れつつ、夜勤してます。でも、仕事中でも、病棟の窓から朝日が射し込んだりすると、嬉しくなっちゃって、患者さんとも天気の話題とか季節の話題を話しちゃいます☆